昭和:
音楽との出会いきっかけについて教えてください。

入江氏:
きっかけは母が箏の先生をやってまして、また祖父も尺八の先生をやっておりました。和楽器が身近にあり、それで楽器に興味がありました。幼少期からそういう音がすごく身近にあり、実際に自分がてにとったのは、コンサートに行ったのがきっかけでした。 『意外と尺八ってかっこいいな』ってその時思いました。 ともすれば、お爺ちゃんの楽器って感じですが、その時僕はカッコいいなって思いました。それがきっかけですね。

昭和:
曲を聞かせていただいてたのですが、入江さんが得意とされるジャンルみたいなものがあるのでしょうか?

入江氏:
私が中心としているのは、オリジナルの曲なので、私のオリジナルジャンルですね。特にどのジャンルかに傾倒している訳ではないです。CDの中にも収録していますが、さっき演奏していた曲みたいなメロディックな曲もあれば、ごてごてのメタル調の曲とか古典的な尺八風の曲とか様々な音をだしています。なるべく、尺八の楽器としての性能を幅広くひきださせたらいいなと思って幅広い音作りに取組んでいます。

昭和:
尺八という楽器について教えていただきたいのですが、何か特別なこだわりや、楽器を選ぶときのポイントなどがございますか?

入江氏:
楽器を選ぶこだわりは、音色ですね。吹いてみて自分の好みの楽器がやはりいいです。

昭和:
私も不勉強でおそまつな質問で申し訳ないのですが、尺八の楽器メーカーなどがあるのでしょうか?

入江氏:
まぁ、メーカーというより、自然の物ですからね。やっぱり職人さんが1本1本手作りで作っています。メーカーというより、どこどこの職人さん、どこどこの工房さんという感じですね。

昭和:
竹の種類や何年生の竹がいいなど素材へのこだわりなどがございますか?

入江氏:
素材にこだわるのは、職人さんにお任せして、やはり僕は吹いたときの音で楽器を選んでいきますね。

昭和:
好きなアーティストさんとか、感銘を受けたアーティストさんとかはいらっしゃいますか?

入江氏:
そうですね。やはり色々な尺八の曲をやってる方の中でも、「古典本曲」と言われる、もっとも古い尺八の本曲があるのですが、やっぱり尺八の楽器のよさがすごく出ている本曲で、僕はすごく好きです。古典で有名な先生は、だいたい好きですね。

昭和:
少し話しがそれますが、好きな食べ物は何ですか?(笑)

入江氏:
好きな食べ物は、茶碗むしが好きです。これまた、古典的な食べ物ですね。(笑)

昭和:
主な音楽活動の場はどのようなシーンですか?

入江氏:
そうですね。わりとどこへでも、出かけていきます。場所にとらわれず、日本国内はもちろん、海外でも演奏する機会もありますし、自分の音を表現できる機会があれば、どこへでも行きます。コンサート会場だったらり、お祭りだったり、呼ばれたらどこへでも、路上でもやってますし・・・(笑)

昭和:
音楽家としての哲学、ずばり入江さんにとっても「音楽とは・・・」何でしょうか?

入江氏:
そうですね。その問いについては、僕も日頃よく考えている事ですね。音楽とは何か?という問いを、今、僕自身も問い続けている所です。 
そういう意味で、今だ答えに辿りついてなく、探求中ですね。

昭和:
演奏家として、特に音響の気持ち良いホールなどございますか?

入江氏:
最近の記憶では、小ホールの方ではあったんですが、サントリーホールだとか、岐阜県のサラマンカホール?など、他にもたくさんあるのですが、この辺りのホールは演奏していて気持ち良かったですね。

昭和:
演奏家として、音楽ホールだとかライブハウスだとか、そういう箱としての建築物に求めるものはありますか?

入江氏:
そうですね。自分の音楽が良く聞こえるというのはもちろんです。あとは、当たり前ですが、吹いていて、その音に自分が浸れることができる音響、空間がいいですね。

昭和:
今後、入江さんの音楽家としての目標や夢などございますか?

入江氏:
やっぱり、自分の音楽を表現できるのが一番楽しいので、それをやり続けて、あとは成り行きに身を任せる感じでやって行きたいですね。

入江さんの奏でる音色に足を止めて、聞き入る人々。
昭和:
メジャーデビューや芸能界など、そういう道もやはり意識していらっしゃいますか?

入江氏:
いろいろなところで演奏する機会や、幅が広がれば嬉しいですね。でも出世欲みたいなものは、あまり強くないタイプの方なので(笑)
一人でも多くの人に自分の音を聞いてみて欲しい、尺八の音を聞いてみて欲しい、そういう意味での活動の場を広げたいと言う感じなのですね。

昭和:
深いですね。わかりました。今日は突然のインタビューにも関わらず、ご協力いただきありがとうございました。

〜編集後記〜
都会の喧騒の中、入江さんの音色は、忙しく行き交う人々の心を少し立ちどまらせ、思いを郷愁へと導く。
耳に残るメロディーが、インタビュアーの私の帰途、繰返し頭の中で流れ続ける。
入江さんの魅力や、音楽への愛情・哲学を感じる事ができるアルバム『フェノメノンオブジアース』
その中でも、アルバムタイトルにも使われている、雄大で晴れやかな地球・自然をおもいださせる1曲
【フェノメノンオブジアース】
昭和音響おススメの曲として、加えたい1曲でした。



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