中古一戸建を購入時にご相談いただき、オーディオルームのリフォームに合わせてキッチンの移設やサンルームの設置、屋根の塗装など、内外装含めた建物全体のリフォーム&リノベーションになりました。
お施主様の要望は、主に音楽とペット(猫)を優先したリフォーム&リノベーションです。
お部屋の形が正方形に近いと定在波(定常波)の処理が問題になりますが、今回のお部屋は長方形でしたのでお部屋の形が有利に働きました。
定常波(ていじょうは、standing waveまたはstationary wave)とは、波長・周期(振動数または周波数)・振幅・速さ(速度の絶対値)が同じで進行方向が互いに逆向きの2つの波が重なり合うことによってできる、波形が進行せずその場に止まって振動しているようにみえる波動のことである。定在波(ていざいは)ともいう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピュアオーディオを追求する際、定在波の処理が度々問題になります。100~200Hz前後の帯域でディップやピークが生じやすく、偏ってしまいがちになりますので、解決方法としてはお部屋の寸歩を調整し、定在波が偏らないよう計算して設計します。
お部屋が広ければ音楽再生的には有利ですが、なかなか広さを確保できない場合は定在波と居住性の2つの側面をバランスよく考慮して設計しております。