Purpose
防音の目的
ドラム用の防音室では、ドラム演奏時の楽器振動やキックの振動がそのまま床に伝わり、建物全体に振動が伝わります。また衝撃音を楽しむ楽器ですので余計な響きがあると音の歯切れが悪くなり、時間遅れの反射音が気になったりします。
床の防振支持、吸音材の配置によってこれらの障害を防ぐことも大事です。
建物の防音工事は音楽ホールや鉄道など公共施設に用いられる特殊な工法でありましたが、建築技術の進歩により一般住宅でも取り入れられる工法となってきました。
現在では、一般家庭に大音量を出すドラム用の防音室の実現が可能です。
ドラムは楽器の分類において打楽器に属し、 弦楽器のバイオリンや打弦楽器のピアノとは音の構成が大きく異なります。
弦楽器・打弦楽器や管楽器は基音とその倍音で構成され、 音のピッチを聞き取ることが出来ますが、ドラムは非整数倍音によって音が構成されることから ピッチ感覚が生じない衝撃音です。
また、周波数帯域も広く、その音量は音圧レベル120 dB にいたる大音量となります。
ドラム防音室として、戸建住宅やマンション、商業施設において 弊社でもっとも多くのお客様に採用されている防音室の構成とおおよその価格をご紹介します。
Specs
基本仕様
木造建築の場合

店舗テナントの場合


Price and Construction
価格と工期
木造建築の場合

店舗テナントの場合

※
施工前床面積での計算。価格は施工前面積でのおおよその価格となります。
上図の価格に、リフォームの場合は解体費用エアコンや消音換気設備などが必要となります。
条件にあわせて費用は変動しますので、表示価格は総額ではございません。
その他、照明器具や楽譜棚などオプション工事も承ります。
※
工事期間は現地で作業をする日数の目安です。
工事に着手するまでには、納期のかかる建材の発注など別途時間のかかる場合があります。
Point
設計のポイント
Point1
室内換気性能や空調性能確認
運動量が多い楽器ですので換気は大切です
Point2
耐荷重性能の確認
大音量の重低音を遮音するには重い遮音材が必要になります
Point3
天井の高さ
スティックを振り上げますので天井高は
十分にとる必要があります
Point4
内装材
ドラムが発するパルス音を楽しめるように
吸音・反射材を適切に配置
Point5
鏡の設置
フォームチェックのための鏡が必要になるかどうか
Point6
ドラムセットの配置と照明
貸しスタジオの場合
Point1
呼び出し用のインターフォンや、
時間管理のためのチャイムが必要になる場合が多いです
Point2
出入りの無人管理をするため、
リモートロックシステムが人気です
Point3
待合室の整備、機能などの検討
Point4
映像コンテンツの入力設備
Point5
音楽再生コンテンツの入出力設備
Point6
配信用設備の導入
Flow
全体の流れ
遮音性能の検討
大型楽器、家具の搬入経路の検討
室入口のドアやサッシのタイプの検討
床段差のある場合の室形状の検討
換気設備のグレードなどの検討
仕上げ材の検討
概算費用の確認
費用確認後の最終調整
プラン確定とご契約
着工日の設定と仕上げ材の最終決定
工事開始
工事完了・完了検査
お引渡し
アフターフォロー
03-6276-8617
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