本記事では、実際に弊社にて防音室を施工いただいたお客様にインタビューを行い、
昭和音響の防音室のご感想やお客様が防音室を施工するに至った経緯をまとめています。
施工前の昭和クリエイトの対応や他のお客様が施工前に不安に感じていたことを可能な限り簡潔に書いております。
防音室工事をご計画の方に是非ご覧いただきたい記事です。
今回のご依頼内容と、防音工事の概要をご紹介!
小学生の娘さんが本格的にピアノに取り組むようになり、演奏時間や音漏れの悩みを抱えていたN様ご家族。住宅が密集する地域で「朝8時~夜9時まで」という演奏制限に不安を感じ、防音室の設置を決意されました。防音性能へのこだわりはもちろん、娘さんが楽しく練習できる内装デザインや、ピアノの響きを最大限に活かすための構造にも工夫が満載。完成した防音室は、早朝や夜間でも気兼ねなく演奏できる、N様ご家族にとってかけがえのない空間です。今回は、そんなご家族の想いと防音室完成後のご感想をインタビューさせていただきました。

~ピアノ防音室 概要(計画プラン)~


ご質問内容① 防音工事を計画された理由やきっかけを教えてください。

N様:ピアノを演奏している娘が小学校5年生になり、これから塾などで忙しくなってくるので、夜とか早朝でも練習できるようにということで、防音工事を計画しました。
奥様:住宅密集地なので音が漏れてしまうのが怖くて、演奏時間は「朝8時から夜9時まで」と制限をつけていました。娘の本格的な活動・成長を応援するため、自宅への防音室設置を考え始めました。
ご質問内容② 実際に防音室ができてからのご使用感やご感想はいかがでしょうか?

N様:もっと早く作ればていうのが、正直なところですね。全く外に聞こえないから安心して演奏できます。
奥様:今までは時間制限があったからそれに合わせて、「早くご飯食べなさい。早く練習しなさい。」って急かしたりしてしまったのですが、娘のコンディションをメインにピアノ練習の計画が練られて、とても良い環境になりました。
昭和スタッフ:演奏する時間に制限がないことで、行動が縛られずに済みますよね。
奥様:遠方の会場で演奏する日だと朝ピアノ練習していけないのが大変でした。
N様:朝7時とかに出なきゃいけない時は、本当は朝5時ぐらいから練習したいのですができなかったので、結局早く出て会場の傍の練習室を探して、リハーサルをしていたのが現状でした。
奥様:防音室を造る前からも二重窓にするなど、音に対して気は使っていたのですが、娘が成長して音の迫力が出てきたので、防音室を造ることに決めました。
昭和スタッフ:ありがとうございます。
ご質問内容③ 今回のご計画の中で、最もこだわった点やお気に入りの点はありますか?

奥様:防音室の中では音が響いて欲しいけど、外には絶対漏れて欲しくない。というのが大切でしたね。
特に防音室はお隣さんとの距離がすごく近いので、ご迷惑がかからないように絶対に音は漏らしたくなかったです。
N様:一番大事なのは性能だろうけど、天井とか床は特にこだわりがあり、色々とご提案をしていただきました。
奥様:最初は予算抑えたくて、床を掘り下げなくてもいけますかとか聞いてたのですが(笑)
現場監督の後藤さんが、床を掘り下げないと圧迫感があって押し寄せるような音の響きになってしまうから、床は掘り下げた方が良いですよってアドバイスをくださったんです。こちらの要望を聞くだけでなく、こうした方が良いという意見もくれて、納得のいくご提案をしていただきました。
N様:全部はいはいじゃなくて「こうした方がいいですよ」みたいなのをプロの視点から言っていただいて、納得しながら理想の防音室を造ることができました。


昭和スタッフ:内装も色々とこだわりがありましたよね。
奥様:娘が可愛い壁紙にしたいとのことだったので、家族皆で相談しながら最終的にこの壁紙に落ち着きました。
N様:本当にやってみたら可愛かった。黒いピアノとピンクの壁紙が引き立たせ合う防音室になりました。
奥様:私が子どもだったらあんな部屋が欲しかったと思うくらい、ゼロから造った防音室だからこそできた空間創りです。
N様:シャンデリアはオシャレなものを選べましたし、スポットライトのご提案をいただけたのも良かったです。
奥様:手元が暗くなるのも困るからライティングレールは必要だと思っていたのですが、後藤さんが「この位置につけることで頭の影が映らない照明になって、ステージ感も出ますよ」とセッティングまでしてくれました。
また、「自分で予算を抑えながら、好きな照明を買っていただけますよ」って言ってくださったので、豪華にもできました。

昭和スタッフ:防音室を造るにあたって、元々押し入れがあった部分はいかがですか?
N様:押し入れには新たに棚を入れようかとも思ったのですが、結果そのままにしていただきました。
ちょっとした収納とドレスクローゼットとして、使い勝手が良い収納になりましたよ。
奥様:ステップは家に元々あったものを、娘と庭で塗りなおして使いましたが、それも楽しかったです!
ご質問内容④ 営業~現場監督まで全スタッフの対応はいかがでしたか?

奥様:一番私としてポイントが高かったのは、建築業界の方だとありがちな、高圧的な態度がなかったんです(笑)
目の前に業者さんがいるのに、怖いから営業さんを挟んで話すっていうこともなく、それがとてもありがたかったですね。
スタッフさんや業者さんが皆穏やかで和気あいあいとしていて、相談しながら工事を進めていけたのが本当に助かりました。スタッフの和久井さんも娘の話を聞いてくれたり、すぐに確認してくれたり、こちらもありがたかったですね。
昭和スタッフ:ありがとうございます。本当にこのインタビューはみんなに聞いてもらいたいと思います。
ご質問内容⑤ 施工業者はどのように探されましたか?

奥様:音楽雑誌の裏に乗ってる防音会社に連絡を取ったりとか、ピアノの先生や調律師さんにご紹介いただいたりしました。
昭和スタッフ:実際には何社くらい検討されたんですか?
奥様:実は結構多かったんです。現地調査に来てもらっただけで5社くらい。
やはり大きな買い物ですし、一度造ったら中々手直しできないので沢山比較しました。
N様:各社の営業さんにお願いした時の対応の速さや、こちらの要望を理解してまとめて、提案してくれてるかどうかを重視しました。
ご質問内容⑥ 昭和クリエイトを選んでいただいた決め手は何ですか?

N様:金額は正直言うとちょっと高い方だったんです。予算は本当にギリギリというかオーバーしていたのですが、色々提案を頑張っていただいたので、私たちとしては昭和クリエイトさんでお願いしたいねと8割くらい思っていました。
奥様:ただ、金額がどうしてもネックになってて、同じような値段だったら付き合いを優先しようかともすごく悩んでいました。予算面でのネックな部分を、正直に昭和クリエイトさんにご相談して、調整を頑張っていただいたのが最終的な決め手になりました。
昭和スタッフ:そうおっしゃっていただけて、光栄です。
N様:完成したものを今使わせていただいてて、高い買い物でしたが、やはり昭和クリエイトさんにお任せして良かったと感じています。音はもちろん漏れないし、天井高もしっかりと確保できたし、提案いただいたものは素敵だし、本当に良かったと思っています。
ご質問内容⑦ 工事前や工事中にはどのような不安がありましたか?

N様:工事前は、近隣への迷惑がかからないかという不安が一番大きかったですね。
業者さんによっては態度が悪かったり、タバコをその辺で吸ったりとかあるってよく聞くのですが、近隣の方とのトラブルもなくやっていただけて安心しました。
奥様:ご近所との関係も本当に大切なので、近隣挨拶も一緒に行っていただいてしっかりと対応していただけたのも助かりました。

N様:学校やコンクールが忙しくなる2月前までになんとかお願いしたくて、実際防音工事に何日かかるのかも心配でした。年末期間とコンクールが重なっていたのもありましたが、時間を調整していただけて、お陰様で無事に金賞を取ることができました!
工事中は、外での作業になるから粉が飛ばないよう養生はするけれど、少しはどうしても飛んでしまうとのことでした。その時間帯は洗濯物を干さないでくださいというお願いをした方が良いと、後藤さんがアドバイスをくださって事前回避ができたんです。
奥様:雨が降った時の対応の速さとかもすごかったです!突然の雨だったのですがうちの庭にあるもので、簡易テントをパパっと造っていて、すごいなって見てました。
昭和スタッフ:不安はありながらも、無事に解消できていたようで安心しました。
ご質問内容⑧ 弊社の改善点があれば、今後のサービス向上のためにぜひお聞かせください。

奥様:ピアノの搬入業者を探すのが大変でした!(笑)
年末だったこともあって予約が取れなかったり、取れてもすごく高かったり…
ピアノの搬入業者さんや楽器を一時保管してくれる業者さんとの提携があるとよりありがたいです。
うちは隣の部屋にピアノを移動できたから良かったけど、元々ピアノがあるお家は、余裕持って保管をお願いした方が良さそうですね。
床が掘り下がっていて搬入が難しいという話もあったのですが、後藤さんが搬入用に作ってくださっていた「優しさ板」が泣くほど嬉しかったと搬入業者さんが言ってました(笑)
N様:ローンの提携なども今後あると良いかもしれません。リフォームをした時は提携している銀行があったのですが、防音工事でもローンを紹介してくれる会社があると、使う人にとっては良い手段かなと思います。
ご質問内容⑨ 今後、防音室をどのように活用していきますか?

N様:ピアノの防音室としてはもちろん、年末年始に皆でカラオケ大会をしました!(笑)
大声でカラオケしていても漏れないんですよ!近所の皆さんが帰省されるからかもしれませんが、すごく静かになるので、却って音が目立ってしまう状態なんです。でも盛り上がる曲を歌っても全然漏れなくて、驚きでした!
奥様:最近はコンクールの予選がオンラインというか、YouTubeに動画をアップする形式が多くなったんです。
今まではホールを予約して録画をしないといけないとかがあったんですけど、この部屋で録音すれば大丈夫ということが判明しました!(笑)
昭和スタッフ:自宅でカラオケを思う存分楽しめるのは最高ですね!
また、遮音性・デザイン性どちらもこだわったとこにより、納得のいく仕上がりの動画を録画できますね。
最近は演奏者さんがYouTuberやライバーをしているというお話もよく伺います。
奥様:実際にライバーをしているピアノ演奏者さんが、配信のお陰で留学したというお話も聞きましたし、そういう将来もあり得ますよね。
ご質問内容⑩ 防音室を検討中の方に向けてアドバイスをお願いします。

奥様:予備知識はあった方がいいと思いました。予備知識がないまま業者さんのお話を聞いたのですが、検討材料が何なのか分からないままだったので、余計に時間がかかってしまいました。
デシベルとは何なのか、インナーサッシとは何なのか、工事期間や流れなどの平均値を事前に調べておけば、もっと効率的に検討できたなあと思いました。
少しだけでも防音室のことを知って、自分に必要な防音室はどういうものなのかを軸に置いて比較検討していくのが良いですね。
また、使う本人の意見を聞くのも大切ですね。うちの場合は娘ですが、「天井低いと音の圧力を感じて嫌だ」とか使う人でないと分からない使い心地があります。
N様:考え始めたら、早めに行動するのが良いですね。二重窓だけでいいかなと思っていましたが、やはり1から防音工事をすることで安心もありますし、結果的に余計なお金がかからなくて済みます。
検討し始めてから打ち合わせを経て、実際に防音室ができるまで意外と時間がかかりますし、ずるずると考えるより早めに相談するのが大切だと感じました。
予算が足りないことがその時に分かれば、貯めて来年にするという判断もできますし。
何のために防音室を造るのか、軸をしっかり持った上で検討していくべきですね。

まとめ
今回は、木造戸建ての住宅にグランドピアノの防音室を施工されたN様に、完成後のご感想を伺いました。
インタビューへのご協力、本当にありがとうございました!
昭和クリエイトでは防音工事はもちろん、物件探し・ご予算・デザインのご相談など
お客様ひとりひとりに寄り添ったお手伝いをしております。
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本日は昭和クリエイトのインタビューを読んでいただきありがとうございます!
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