自宅マンションがDTMスタジオに。ピアノ・ギターの弾き語りやシャウトもできる防音室
オーナー様はシンガーソングライターとして、ギターやピアノの弾き語りをしながら、DTMで作曲活動をされています。
以前お住まいだった賃貸住宅では、0.5畳ほどの小さい簡易ブースをDIYで加工してレコーディングなどに使用していましたが、お引越しに伴い本格的な防音室の導入を決定しました。
ご自身の声量に耐えうる遮音性能をもつ防音工事を行い、地下ながらも圧迫感のない自宅スタジオが完成しました。
↑ギターや88鍵盤を弾きながら、効率的にDTM作業ができる防音室。
↑元々はクローゼットだったスペースを解体し、DTMデスクがすっぽり収まる空間に。
防音性能とデザイン性を兼ね備えた、防音建具や仕上げ材
↑木製の防音ドア(D30程度)を2セット施工し、他室への音漏れ防止も強化しました。
↑DTMデスクと防音ドアを類似色とし、統一感のあるレイアウトになっています。
↑ハンドルは開けやすいタイプのものを採用。鍵や窓があることで、防犯や見通しの良さの点でメリットがあります。
↑ドライスペースに続く掃き出し窓。既存窓に加え、防音ガラスの二重インナーサッシを採用しています。
↑天井吸音板と照明。ライティングレールは照明の位置を自由に移動できるメリットがあります。
優しい色合いにこだわり、投資としての将来性も考えた設計に
↑一か所のみパステルブルーのアクセントクロスに。将来的な不動産投資としての価値も考慮に入れたデザインの選定をされました。
↑ギターハンガーを取り付ける長押。自然な木目にこだわって選定されました。
↑巾木や床材も優しい木目調で統一。北欧を思わせるナチュラルな内装に仕上がりました。
現地調査時~解体~防振構造施工の様子
↑工事前の様子。お見積は図面があれば作成可能ですが、図面がない場合は現地調査で測ることもできます。
工事前にも正確な寸法を測り、誤差が生じないようにします。
↑お打ち合わせの結果、クローゼットは解体し防音室の一部とすることになりました。
↑直天井の場合は、防振構造を構築した際に比較的天井が高く取れる傾向にあります。
↑既存床解体後の様子。
↑グラスウールと防振ゴムを敷き詰め、防振構造の土台を作ります。
↑石膏ボードや木板など、異なる密度のボードを固定しながら敷いていくことで、防音性能を高めます。
ご計画プラン
電子ピアノ・ギター・DTMスタジオの仕様概要
| 用途 | 電子ピアノ・ギター・DTM |
|---|---|
| 施工時期 | 2025年7月下旬〜8月上旬(実働14日間) |
| 建物構造 | RC造マンション メゾネットタイプ 地下和室(約6.0帖) → 施工後防音室 約5.3帖 |
| 遮音性能 | 外部に対して:D-70(開口部を除く)隣室に対して:D-45 |
| 費用 | 約430万円(税込) |
| 仕様 | 【天井】吸音天井板 【床】合板フローリング 【壁】ベースクロス・アクセントクロス 【開口部】木製防音ドア(D30程度)2セット、防音ガラスの2重インナーサッシ 【換気】防音仕様ダクトファン |
※詳細仕様やお見積りはお問い合わせください。
