ピアノやトランペットなど大きな音の出る楽器を思いっきり演奏したい!!
防音室が欲しいけど自宅マンションで住みながらリフォームで工事ができるのかな?
と考えていらっしゃる方は多いですよね。
今回は生活をしながら防音室のリフォーム工事をしたいという人向けに
よく頂くご質問と、工事の事例を交えて記事にしてみました。
防音室の工事を進めていく時のご参考にして頂ければ幸いです。
気になる! 防音室の工事をすると壁の厚みや天井の高さはどうなる?
マンションで、今のお部屋の中に防音室を作った場合、ひと回りお部屋が小さくなるとよく聞きますよね。
実際にはどのくらい小さく、天井が低くなるのか解説しますね。
マンションも作り方がいくつかあって
①二重天井 二重床 二重壁(コンクリート戸境壁側)になっているマンション
②二重天井 二重床 躯体壁(乾式耐火戸境壁側)のクロス仕上になっているマンション
マンション自体のコンクリートの床や天井とは別に、床の上に置床で2重になり、天井の下には、天井裏の隙間をもった2重天井があります。
③直天井 直貼り床 躯体壁(コンクリート戸境壁側)の直接クロス仕上になっているマンション
等があります。
このようなマンションの作り方の違いにあわせて、マンションに防音室を施工する方法としても
いくつかの種類があります。
①. 二重天井二重床、二重壁を壊してから防音室を作る方法
この場合のメリットは、防音室へリフォーム工事をしたあとのお部屋も、天井の高さがあまり変わらない、もしくは室内天井が高くなる事で快適に過ごせます。もはや、防音工事をした事すら気が付きにくい程、普通のお部屋のような仕上がりを得られます。
②床は壊さずに壁や天井だけ壊して防音室を作る方法
この場合のメリットは、床暖房の設備や、給水管排水管、ガス管など設備配管の都合により床を壊せない、もしくは壊したくない場合の作り方になります。防振性と防音性の設計により床の厚みに変化がありますが、10㎝~20cm程度防音室の室内の床が高くなります。お部屋に入る時に踏み上がる感覚ですね。
③床も壁も天井も壊さずに防音室を作る方法
マンションによっての防音室の作り方の変化として
直天井、直床、直壁のマンションの場合は、こちらの③の作り方限定となります。
③の場合のメリットは、将来的には防音室を解体し普通の洋室に戻したい(原状回復したい)などの要望があれば、こちらの作り方が良いと思います。
しかしながら、床は今の床の上に防音防振の床を作るので踏み上がる形となり、天井も今のお部屋の天井の下にもう一つ天井を作る事になりますので、今の天井よりも10数センチ低い位置に天井を作る事になります。床と天井をあわせると30~40㎝程、もともとの室内高と比較し天井が低くなるので天井が2ⅿよりも低くなり、圧迫感を感じやすい防音室になる可能性があります。
面積について
面積については、防音壁が現在の壁との間に隙間を作って、振動がつながらないように、防音の壁を作る場合は、だいたい現在の壁(下図の赤い線のような内側輪郭線)から内側に12㎝~15㎝程内側に入ってくると思います。
その結果、壁の総延長×0.15程の面積で床面積が狭くなりますので、もともと6帖のお部屋の場合は(3.6ⅿ+3.6ⅿ+2.7ⅿ+2.7ⅿ)×0.15となり、1.89㎡が防音の厚みで削られる面積となります。およそタタミ1畳程度ですね。
天井の高さ、室内の広さについてのまとめ
まとめます!
今のお部屋に防音工事をした場合は、マンションの作り方と防音室の作り方によって天井の高さは変わります。最大では今と同じ程度の天井高さがとれるものの、最低では2ⅿを切る高さになる作り方があります。床の面積は、防振性能のある防音室の場合は約1畳程、面積が狭くなるという事になります。
今の自宅のマンションが、どのような作り方になっているかわからない場合は、管理人室に建築当時の設計図面が保管してあると思いますので、建築図面をみたり、同じマンションに住んでいる建物や工事に詳しい方に話を聞いてみるのも良いかもしれませんね。
防音工事の計画を進めている場合は、業者に現地調査に来てもらうと、業者であれば現地をみればわかると思いますので、計画中であれば気軽に業者に相談するのも良いと思います。
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