簡易パネル製法の防音室は、今あるお部屋の床・天井を利用しその中に設置していきます。そのため、今より床が高くなり、前室にあたる廊下やリビングと段差が生じることがあります。
天井も同じく、現在の天井の下にもう一つ防音室の天井ができる為、室内音響にとって重要なお部屋の高さが確保できなくなると共に、圧迫感が生まれ、居住性が損なわれてしまいます。
また、効率よく遮音性能を向上させるために、窓を潰す事を提案される業者さんもございますが窓を潰してしまうことは、採光性能だけでなく換気性能を損ない、建築基準の区分けでは、居室の位置づけではなくなり、納戸等収納の扱いとなります。
これは、将来的に、御住居をご転居・御転売なさるような場面においては、建物間取りからお部屋が一つ減ることになります。
ただし、希少性という意味においては、価値が向上する事もございます。
一番いいのは、居室のまま、居住性能を損なうことなく、快適な防音室を手にされることかと存じます。