Purpose
防音の目的
防音室を二重防振の浮構造でつくり、振動を躯体に伝えにくくするため、
高い遮音性能が得られます。
また、ピアノ本来の発音を活かせるよう床や天井の響きを調整します。
新築の場合は可能な限り縦横高さの室寸法比にも考慮し、
建築音響の観点から最良の室内音響を目指します。
お客様の予算やご要望に合わせてオーダーメイドいたしますので
マンション、一戸建て、購入前の物件でもお気軽ご相談ください。
ピアノ防音室として、戸建住宅やマンション、商業施設において
弊社でもっとも多くのお客様に採用されている防音室の構成とおおよその価格をご紹介します。
Specs
基本仕様
ピアノ防音室について
木造建築の場合

木造で計画する場合の基本的な遮音性能としては
浮構造の防音室では
建物の外に対して⇒Dr-60またはDr-55
建物内隣接室に対して⇒Dr-50またはDr-45
躯体遮音補強の防音室で
建物の外に対して⇒Dr-40
建物内隣接室に対して⇒Dr-40
で計画しご提案。
採用していただくお客様が多くいらっしゃいます。
集合住宅(RC造)の場合

マンションなど鉄筋コンクリートの建物で計画する場合の基本的な遮音性能としては
浮構造の防音室では
専有部の外に対して⇒Dr-70またはDr-65
建物内隣接室に対して⇒Dr-50またはDr-45
で計画しご提案。
採用していただくお客様が多くいらっしゃいます。

資料は、日本建築学会の遮音性能基準表です。
弊社のご提案として、水色の部分が、建物(専有部)外へ防音室として機能する必要な遮音性能となります。
緑色の部分は、室内側へ防音室として機能する必要な遮音性能となります。
Price and Construction
価格と工期
防音室のおよその費用と工事期間について
木造建築の場合

集合住宅(RC造)の場合

※
施工前床面積での計算。価格は施工前面積でのおおよその価格となります。
上図の価格に、リフォームの場合は解体費用エアコンや消音換気設備などが必要となります。
条件にあわせて費用は変動しますので、表示価格は総額ではございません。
その他、照明器具や楽譜棚などオプション工事も承ります。
※
工事期間は現地で作業をする日数の目安です。
工事に着手するまでには、納期のかかる建材の発注など別途時間のかかる場合があります。
実際によくお問合せのある、弊社のピアノ防音室施工例は、以下をご覧ください。
Point
設計のポイント
ピアノ防音室や、ピアノ音楽教室について
Point1
ピアノの搬入経路の検討
防音室を作ったものの、ピアノが入らないという事例を聞く事があります。搬入経路を確認して検討しましょう。
Point2
譜読しやすい照明計画
楽譜にあてる照明について、光の色や量を調整し、目が疲れにくく譜面が見やすい照明を検討しましょう。
Point3
譜面・スコアの収納計画
楽譜はサイズが様々で、薄っぺらい楽譜もあります。縦型に収納するか横型に収納するか、または両方の収納ができるようにするか、楽譜の収納計画を考えると作り付けの室内楽譜棚を作る方が効率が良いことが多くあります。室内音響としての音響障害対策としても効果的です。
Point4
楽曲ジャンルによる響きの調整
クラシカルでリッチな響き、ナチュラルリバーブとしての響きの良さは、演奏環境としては気持ちよく良いものです。一方で練習環境としては、残響が少なく音の輪郭がはっきりとわかる防音室の方が、ご自身の演奏音のチェックがしやすく演奏技術の向上を目的とする防音室にはおすすめです。
Point5
デザインと吸音・反射性能の検討
人間は音をただの物理的な法則としてとらえるだけではなく、その時の精神面や演奏する環境面で、聞こえ方が大きく変わります。室内音響として、室形状や残響調整を弊社が検討します。お客様の感覚にあわせて内装を施したオリジナルデザインの防音室では、自然に気持ちとご自身のお耳にやさしく気に入った響きの音楽室となります。
音楽教室の場合はさらに
Point1
演奏姿勢を確認するための鏡の設置
Point2
生徒さんの靴、衣類や手荷物の管理方法
Point3
待合室の設備、機能などの検討
Point4
2台目の設置
Point5
連弾やアンサンブルへの対応
Point6
教室内発表会への対応
実際によくお問合せのある、弊社のミニホール・自宅サロン施工例は、以下をご覧ください。
遮音性能の検討
大型楽器、家具の搬入経路の検討
室入口のドアやサッシのタイプの検討
床段差のある場合の室形状の検討
換気設備のグレードなどの検討
仕上げ材の検討
概算費用の確認
費用確認後の最終調整
プラン確定とご契約・仕上げ材などの決定
※上記ご契約までの作業は無料ご提案の範囲でございます。
パースの作成などは、一部契約後か、有料での作業となります。
着工日の設定
工事開始
工事完了・完了検査
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