施工後
施工前
”やまと”を伝える大和古流家、また数多くの和楽器を演奏される友常毘山様のレコーディングスタジオです。 古民家にあるお宅の和室2部屋をスタジオとして造らせて頂きました。 友常様の古民家は自然が豊かな山の中にあり、日中夜間ともに大変静かな環境です。 住宅が密集している都市部とは環境が異なり、遮音性は必要ないであろうと思われがちですが、暗騒音が大変静かなため、近隣への配慮は必要です。(特に夜間の演奏) また伝統的な木造建築である為、近年の木造住宅と比べ多く遮音補強した上で、スタジオを造りました。 友常様のご要望を伺い、また演奏する楽器、音場から最適な室内音響を考察して、部屋の形や高さ、仕上げ材、電気設備などをご提案しました。
友常毘山様 プロフィール
幼少より代々受け継がれてきた家伝の弓術、剣術、茶の湯、香、 法螺貝の手ほどきを父より受ける。
2005年 千葉大学文学部史学科卒業。
2009年 東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻卒業。
2011年 都山流師範試験首席登第。
2013年 ハバロフスク、 サンクトペテルブルグにて日露文化交流演奏を務める。
2014年 北京にて音楽学院同士による日中交流演奏を務める。
都山流本曲コンクール全国大会にて入賞。
2015年 ベルリンにて 大使館主催の日独交流演奏を務める。
2017年 デンマークにて日丁国交150周年記念交流演奏を務める。
毎月、古典曲 ( 箏や三絃との合奏 ) と尺八本曲を演奏披露する月例 会を開催。 邦山会会員、和楽器アンサンブル「まほら」メンバー、 和楽団「煌」団員。
施工時期 | 2017年1月末~2017年3月上旬(40日間) | |
用途 | スタジオ(箏・尺八・三線等) | |
予算 | 540万円程度 | |
新築・リフォーム | 木造戸建 リフォーム | |
部屋の広さ | 施工前 | 23.6㎡(14.3帖) |
施工後 | 20.9㎡(12.7帖) ※スタジオ16.55㎡、コントロールルーム4.3㎡ | |
防音性能 | 建物外へ | D-55(開口部を除く) |
隣接室へ | D-40(開口部を除く) | |
上室へ | D-45 | |
下室へ | ||
壁 | クロス、GCボード | |
床 | 合板フローリング | |
天井 | クロス、GCボード | |
開口部 | 鋼製防音ドア、インナーサッシ |