防音室は、リフォームの場合でも自宅にしっかりと防音性能を確保した防音ルームを作る事が出来ます。
リフォームの場合は、いろいろとパターンがありマンションでも、戸建て住宅でも、中古新築を問わずに物件を購入後
引渡しを受けた直後のお引越しご入居前での工事の場合や
すでに住んでいる住宅の一部屋を、住んでいるままで防音室リフォームをする事もできます。
一言に防音室と言っても、防音をするべき音源や住んでいるご自宅の環境により、必要な防音室の防音性能はさまざまです。
本記事では防音室を計画する場合に知っておきたいことや費用相場、注意点などを詳しく紹介します。
防音室の設置はリフォームでもおすすめ
防音室を設置・導入するのは、リフォームのタイミングでもまったく問題ありません。
リフォームといってもお引越し前と、すでに住んでいる住宅でのリフォームでは状況が異なりますが
どちらの場合でも、防音ルームの設置工事は可能です。
お引越し前のリフォームの場合には、防音ルームの設置工事にあわせて、他のお部屋の壁紙張替えや、ユニットバス
トイレ、キッチンの交換工事など、通常の住宅リフォームもご一緒に相談頂く事で、防音ルームを含めた住宅全体リフォームの
工事期間を短くして効率の良い工事をする事で予算を抑えたり、複数の工事業者と話をするのではなく、リフォームの窓口を
一本化する事ができてお打合せにかかる時間も労力の抑える事ができます。
また、デザインが得意な防音工事業者なら、防音ルーム以外の部分でも専門の建築士やインテリアコーディネーターが
生活に便利で、おしゃれな提案や、イメージしやすい工事後の予想パースの作成などもしてくれますので、ご自分が住みたいと
夢に見たようなお家を作りやすいと思います。
防音室の設計やデザインは、こちらhttps://www.showaonkyo.com/design-2/
自宅の防音室の使い方や楽しみ方
自宅に防音室を造ることで、音を気にせず好きなように時間を過ごせます。
その他にも使い方や楽しみ方はたくさんあるため、ぜひチェックしてみましょう。
1. 自宅で思いっきりカラオケを楽しむ
防音室があれば、ネットを使った簡易的なカラオケシステムを利用して、音を気にせずにいつでも自宅カラオケが楽しめます。
家族や友達を自宅に招きカラオケができるのは魅力的です。
気分がモヤモヤするときにストレス解消として、自宅でカラオケができることもメリットです。
2. 大きな音で映画鑑賞
防音室にモニターやプロジェクターを設置すると、音量を気にせずに映画館のような空間で映画鑑賞ができます。
音響が醍醐味である映画も本格的に楽しめるでしょう。
また好きなアーティストのライブ映像や音源も、大音量なら臨場感が出ます。
オーディオ・シアタールームのご検討はこちらhttps://www.showaonkyo.com/audio-room/
3. 音楽仲間と思いっきり楽器演奏を楽しむ
防音室の用途といえば、やはり楽器練習です。
楽器を気兼ねなく練習できる場所があれば、上達しやすいでしょう。
また広めの防音室を造っておけば、仲間とバンド練習・ライブリハーサルやセッションも楽しめます。
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4. 没入空間で、ゲームに集中する。 動画配信や、大声でゲーム実況する。自宅ライブ配信ができる!
最近では自宅での過ごし方もいろいろな楽しみ方がありますよね。
オンラインで思う存分遊びまくる事も、音を気にせず、通信環境を整えれば、自宅ライブも動画配信もできる防音ルーム
になります。
5. 他にも使い方はあなたしだい
声が大きなペットの為の防音工事を望んでいらっしゃる方も
ただただ、とにかく静かに眠りたい方も
はたまた、トレーニングルームとして防音ルームを使っている方もいらっしゃいます。
防音ルームの使い方はあなたしだい。
防音室は床の作り方が大切です
上の図のように、床を解体し建物の基礎から防振床を作り直す場合は、廊下より床が低くなる分だけ防音ルームの天井が高くなります。
空気容量が多くなり、室内の響きも調整しやすくなります。
現在の床上に、床下補強して防振床を作る場合
この場合は現在の床の上に防振床を作るので、現在の床から10~15cm程防音室内の床が高くなります。(室内天井がこの分低くなります)
組立式防音室の場合と似た防音床の作り方ですので
床を解体しない分、予算と工事日数を少し抑えて効率の良い方法が考えられます。
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防音室を施工する際に注意したいポイント
防音室を施工する際は、注意したいポイントがあります。
以下で紹介するいくつかのポイントに注意しましょう。
工事業者の基本的な部分を確認しよう
リフォーム屋さんや、防音の専門業者としている業者さんの中には、じつは建築に詳しくない業者さんも一定数存在します。
500万円以下のリフォーム工事などは、とくに建設業許可も必要とせず、法律上はだれでも工事ができる事などが原因の一つだと思います。
ご相談をされている防音工事業者や、リフォーム屋さんが少なくとも建設業許可を持っているかどうかの確認はされた方が良いと思います。
大事なお住まいですから、安心して生活できる事は、防音対策工事と同じく非常に重要な部分です。
どのくらいの防音対策が必要かを確認
防音室を造る際、まず確認しておきたいのが「どのぐらいの防音対策を必要とするのか」です。
音の大きさを示す「デシベル」と、どれだけの音を遮断できるかを占める遮音等級を理解しましょう。
デシベルとは
音の大きさを示すデシベルは、音の強さ・電波の強さを表す単位のことです。
デシベルが大きければ大きいほど、音が大きく響いていることがわかります。
では実際の生活ではどのぐらいの音が何デシベルなのか、以下を参考にチェックしてみましょう。
10デシベル:ほぼ無音に近い(聴こえる音の限界)
20デシベル:寝息・消しゴムで消す音・木の葉のそよぎや触れ合う音
30デシベル:ささやき声・夜の住宅・静かな街
40デシベル:図書館・鼻息・昼の住宅街・換気扇・小雨の音
50デシベル:静かな公園や事務所・換気扇のエアコン・小さな声
60デシベル:普通の会話や声・家庭の朝・トイレの洗浄音・学校の授業
70デシベル:掃除機・電車内・騒がしい街・大きな話し声・乗用車
80デシベル:交通量が多い道路・ボーリング場・機械工場
90デシベル:犬の鳴き声・カラオケ・パチンコ店内
100デシベル:電車のガード下・地下の構内
110デシベル:自動車のクラクション
120デシベル:オーケストラの演奏
130デシベル:落雷・飛行機のエンジン音
上記からもわかるように、50デシベルまではあまり音が気になりません。
しかし50デシベルを超えると、うるさいと感じるようになります。
音楽や楽器に変換してみると、80デシベルでギター、100デシベルでピアノ、120デシベルで生ドラムの音が当てはまります。
遮音等級の種類
デシベルについて理解したところで、次は遮音等級について学びましょう。
遮音等級は、その家や部屋がどれぐらいの音を遮ることができるかを示している数値です。
遮音等級はD値もしくはDr値で表されます。
例を挙げると、100デシベルの音を40デシベルまで下げたいという場合、100デシベルから60を引けば40デシベルになるでしょう。
ということは、D-60の遮音等級があれば下げられます。
音は壁や床を通して外に伝わっていくため、D-60の遮音等級が必要な場合、建物既存の遮音性能とあわせた複合的な遮音性能でD-60が実現できる防音室を作ります。
例えば、既存でD-25の遮音性能がある家でも、D-35の遮音性能のある防音室を作れば、D-60になるわけではありません。周波数特性や、物理量、物理的な壁の厚みや、防振性能をすべて計算し、正確な工事をして初めて設計通りの遮音性能を獲得できるものが防音室で、ここが防音工事の難しさです。
建築音響について、さらに詳しくはこちらhttps://www.showaonkyo.com/bouongizyutu-html/
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防音の用途をはっきりさせる
どのぐらいの防音対策が必要なのかを確認するためには、防音の用途をはっきりとさせる必要があります。
何を目的としているのか、できる限り細かい条件を設定しましょう。
例えば楽器演奏のための防音室であっても、その楽器がピアノなのかギターなのか、それともドラムなのかで必要な防音の設計
使うべき資材は異なります。
また空気音と個体振動音では伝わり方が違います。
空気音では床の振動対策までをする必要は、必ずではないですが、個体伝搬音だと床の振動対策まで行わないと防音室の設計性能が
実現できません。
また収録を目的とする録音室を行いたいときは、内側からの音を漏らさないだけでなく、外側からも音もシャットアウトしなくては
なりません。
防音にも音を跳ね返す「遮音」と音を吸収する「吸音」という方法があります。
せっかく防音室を作っても用途に合わなければ防音室としての機能を果たせません。
後悔がない防音室を作る為に、防音室の用途や設置の目的は細かい部分はで明確にしておきましょう。
防音室を設置する場合の費用相場
防音室を設置する場合の費用相場は、坪あたり100万円前後が目安です。
ただし、リフォームの場合は、解体工事や、床下補強工事など、新築の計画と比べると費用負担が多くなる部分は出てきます。
防音する目的により、上記でもお話ししたように用途や目的によって設置方法が異なるため、費用にも幅が生まれます。
例えば、6畳のお部屋をピアノ防音室として使うため浮き構造の防音リフォームにする場合、戸建てであれば330万円程度からマンションの場合は
300万円程度の費用がかかります。
費用を抑えた躯体遮音補強の防音室なら230万円~250万円程度で工事ができると思います。
もちろん費用をかければかけるほど防音効果が高い防音室は造りやすくなりますが、ただ単にお金をかければ良いというわけではありません。
きちんとどのような対策をするべきかをはっきりさせておけば、必要以上のお金をかけずに十分な防音効果が得られるでしょう。
また、高額なご予算をかけて作る工事になりがちです。
・必ず複数の業者にお見積りを取り、費用の比較をする事。
・できれば一度くらいは、防音工事業者の担当者と面談や、または最近ではオンラインでのミーティングに
対応している業者も多いので、顔をあわせてお話し、提案の内容を聞いたり会社の雰囲気を知る事
防音室工事を成功させるため、上記の事はやってみましょう。
防音室の施工はプロに頼もう
防音室の目的や用途を明確にし、費用もある程度理解したところで実際に防音室の施工を依頼する先を選ばなくてはいけません。
防音室はDIYをしたり、建築業者に依頼したりして造ることができます。
しかし、防音室として完璧なものを求めるのであれば、やはり経験が豊富で、防音室の施工を専門としている弊社のような専門業者に
依頼することをおすすめします。
防音室の仕組みを知り尽くしており、用途や目的に合わせて最適な防音室をご提案します。
防音性能を重視したいお家作りは、建物はハウスメーカーへ依頼し、防音室は防音工事の専門業者に依頼しましょう。
弊社で、ハウスメーカーのご紹介も可能です。
詳しくは、こちらからhttps://www.showaonkyo.com/contact/
在宅の条件で防音ルームを工事で作る場合は、とくにしっかりした業者にまかせよう
防音室の工事では、およそ2週間程度、ご自宅に工事業者が出入りする状況となります。
共働きの世帯では、鍵を工事業者に貸出し、業者を信頼のもと自在に出入りさせて工事を進める方法しかない場合も多くあります。
工事を相談されている業者が、鍵を預けても良い程信頼ができる業者であるか、しっかりと業者の体質や、工事の施工体制を確認される事を
お勧めします。
たとえば、ご自宅から都道府県をまたぐ程遠くにある会社に工事を依頼した事例では、工事業者は工事の詳細部分の確認や、進捗管理を含めて
外注業者さんに丸投げしている事例を見かけます。
丸投げは建設業法で禁止されているのはもとより、特殊工事の防音工事においては、精度の高い防音ルームができるのか不安になります。
都道府県をまたぐ遠方業者でも、少なくとも設計監理と工事管理を自社で行う業者かどうか確認しましょう。
すべて外注まかせ、職人まかせの工事業者では工事が予定通りに終わらなかった場合の責任の所在が不明確となりますので注意しましょう。
お問合せはこちらから https://www.showaonkyo.com/contact/
また以下ページにて施工例も掲載しております。
https://www.showaonkyo.com/sekozirei.html