バンタンミュージックアカデミー大阪校|ミキサールーム・音楽スタジオの防音工事施工事例
音楽・エンターテインメント業界を目指す人材育成を行う「バンタンミュージックアカデミー 大阪校」様。
このたび昭和音響♪では、生徒の実践的な学習環境を支えるため、ミキサールームおよびスタジオの防音工事を担当させていただきました。
同スクールでは、音楽制作やレコーディング、ライブ音響など、プロの現場を見据えた教育が行われており、スクール設備にも高い専門性が求められます。
今回の計画では、授業や制作活動に集中できる音響環境を実現するとともに、周囲への音漏れを抑えた高性能な防音空間の構築が求められました。
ミキサールームでは繊細な音の確認や編集作業に適した静かな環境を確保し、スタジオでは演奏や録音時に十分な音圧にも対応できる防音性能を実現。
限られた校舎内のスペースを有効活用しながら、学習効果と快適性を両立した空間づくりを行いました。
本記事では、バンタンミュージックアカデミー 大阪校様にて施工したミキサールーム・スタジオの防音工事について、設備の特徴や施工のポイントをご紹介します。
↑バンタンミュージックアカデミー大阪校様のスタジオでは、実践的なレッスン環境を実現するため、高性能な防音施工を行いました。
スタジオとミキサールームの間には、防音性能を確保しながら視認性を確保するための観察窓を設置しています。
↑空間の6面には音漏れ対策を施し、防振浮き二重構造を採用することで、空気伝播音だけでなく床や躯体を伝わる固体伝播音にも配慮。
大音量での音楽再生や歌唱練習にも対応できる高い遮音性能を実現しています。
↑ブラックを基調としたシックな内装デザインにより、プロフェッショナルな現場を意識した学習空間となっています。
音響環境と防音性能の両立を図ることで、生徒がより実践的な経験を積めるスタジオ環境を構築しました。
↑後日、撮影させていただいた際の様子。完成した防音室は、日々のレッスンやレコーディングで活躍中です。
複数人でもゆとりを持って使用できる広さと、高い防音性能で快適な音楽空間を実現しています。
↑用途に合わせて自由にレイアウトを変更できる、使い勝手の良い空間です。
視認性と遮音性、デザイン性、全てにこだわったスタジオの細部
↑用途に応じてレイアウト変更が可能な可動式遮音パーテーションを設置しました。
パーテーションには遮音性能を備えた構造を採用しており、三方に配置することでボーカルトレーニング用のブースなどにも利用できます。
↑大型ミラーは、ボーカルレッスンやパフォーマンス指導など幅広い用途に対応。
↑スタジオ壁面には、ミキサールームと接続するための配線貫通口を設置しています。マイクケーブルやオーディオケーブルなどを効率的に引き回すことができ、レコーディングや音響機器の運用に柔軟に対応可能です。
スタジオとミキサールーム間での信号伝送をスムーズに行いながら、高い防音性能を維持しています。
↑コインシデンス効果や太鼓現象を生じづらくするため、厚みの違うガラスを二重にし、ハの字になるよう設計しながらFIX窓を施工しました。
※コインシデンス効果…音の周波数と材質がそれぞれにもつ周波数が、一致した場合に共鳴して振動が大きくなる現象のことです。主に高音域の音波が共鳴することが多く見られます。
※太鼓現象…例えば二重構造のガラスの間に存在している空気層が、バネのような役割をし、特定の周波数で共鳴が生じて振動が大きくなる現象のことです。主に中~低音域にこの現象が生じやすくなります。
↑機材や備品を効率よく収納できる収納スペースを設けました。
マイクスタンドやケーブル、レッスン備品、可動式設備などを使用しない際に収納できるため、スタジオ内を常にすっきりとした状態で維持することが可能です。授業内容や利用人数に応じて必要な機材をスムーズに出し入れでき、運用性の向上にもつながります。
↑スタジオの出入口には、防音性能を高めるための前室(サウンドロック)を設けています。
防音空間において出入口は音漏れが発生しやすいポイントですが、本施設では二重の防音ドアを採用し、その間に前室を設けることで音の伝達を効果的に低減。大音量でのレッスンや音楽再生時にも、外部への音漏れを抑える構造としています。
ミキサールーム・コントロールルームの様子
↑ミキサールームには、防振浮き二重構造による高い遮音性能を確保しながら、快適な音響環境を実現しました。
ミキサールームからスタジオ内の様子を確認しながら、音響調整やディレクションを行うことが可能です。
↑窓周辺の吸音パネル壁面には傾斜を設けることで、音の反射を分散させ、より正確なモニタリング環境を実現しています。
↑スタジオの出入口には、高い遮音性能を備えた親子防音ドアを採用しました。
通常の出入りは親扉のみで行いながら、機材搬入時には子扉を開放することで開口幅を広く確保できるため、音響機器やレコーディング機材、大型備品の搬入にも柔軟に対応できます。
↑照明には空間全体を均一に照らすライン照明を採用。天井に凹凸を施すことで、照明がスタイリッシュに見えるようこだわっています。
ミキサールーム全面には調光・調色ができるダウンライトを採用し、メインスペースの演出性を上げました。
↑後日訪問した際には、立派なミキサーやモニタースピーカーが設置されていました。
↑調光機能を備えた照明によって、空間の印象を自在にコントロール。
機能性とデザイン性を兼ね備えた、クリエイティブな制作意欲を高める空間となっています。
個別練習室も施工させていただきました
↑別階には個別にボイストレーニングや楽器練習ができる防音室を2部屋施工。
ご計画プラン
