インタビュー
昭和:
まずこのスタジオを見て、いかがですか、ご感想の程は?
Kさん:
防音工事の感想としては・・・夢のようです。(笑)
昭和:
夢のようですか!ご満足頂き光栄です。特にどの辺りにご満足いただけましたか?
Kさん:
遮音性能や、室内音響も全部気に入っていますが、まず、デザインですね!イメージ通りのものを作ってもらえました。
いろいろなスタジオを利用しますが、このスタジオが一番カッコイイです!!
あと室内の音響調整が可能なことが、Rec・mixや、おもいっきりドラムを叩きたい時などシーンにあわせて、自分で調整できるのがうれしいですね。
昭和:
デザインについては、スタイリッシュにまとまりましたね。スタジオ自体がKさんのイメージによく合っています。(笑)
室内の音響調整については、音楽ホールなどでも利用する、残響可変装置を一部取付させていただきました。
Kさん:
バンド一色でやるスタンスでもないし、自分の技術をとことん追求もしていきたいタイプなので、まず個人としての力量を磨いてってところに、僕は執心したいタイプなんです。
やはりバンドするにしても何にしても、スタジオを借りるのは、楽器のセッティングや運搬などいろいろありますし、個人的にはドラムの練習をずっとしたいと思っていたので、好きな時に、好きな時間にドラムが叩けるのは夢に見ていた事です。
これからのこの家での生活がすっごく楽しみです。早くセットして叩きたいです。(笑)
昭和:
ギター、ベースも演奏なさるそうで、新築だからこそ計画しやすいPA・オーディオ機器のノイズ対策を考えた、電気設計や、各ドラムセットから収録するためのマイク用のワイヤリングを考えた壁内配管もさせて頂きました。
天井から吊り下げた、EVのSRスピーカーも思う存分ならしてください。(笑)
昭和:
ところで、なぜ、今回のスタジオ工事を、昭和にまかせて頂けたのですか?
Kさん:
何件か、防音屋さんに相談もしたんですが、音楽の側面ですね、周波数の事だとか、響き方だとか、音楽的な部分を演奏者の側に立って考えて下さるのは、昭和音響さんだけだったので・・・昭和さんに作ってもらって本当に満足です。(笑)
昭和:
ありがとうございます。僕らも音楽が好きだから、音に関わる仕事をやっているんです。
スタジオは確かに建築物ですが、僕らは建築のルールを守った、スタジオという楽器を作っているつもりなんです。
室内音響の測定等行って、想定通りできた時は、やはり毎回とても嬉しいし、良い楽器ができたなと思います。
スタジオ内で、ドラムが叩きだす音、建物内で、スタジオが押さえ込む音、実は表裏一体で、似た部分もあるん
ですね。防音側面では、そういう事を考えています。(笑)
今後も、何でも相談ください。引き続きよろしくお願いします。
自身のセットについて語るKさん:
DRUM・・・CANOPUS
Cymbal・・・SABIAN
セットにはこだわっています。基本はCANOPUSです。タムは、少しずつですが、TAMAを入れているんです。
受注生産品のオリジナルを作ってもらっています。メーカーの組み合わせの多様化でオリジナリティを出しています。(笑)
ペダルはDWです。DWは格別だと思います。
昭和:
遂にドラムスタジオが完成しましたね。ご感想はいかがですか?
ハウスメーカー設計担当S氏:
まず見た目がカッコイイ。
つぎに、音を吸っているのが実感できますね。施工中の現場と比べると全然違う。
施工中は、やはり反響がすごくって、コレで、本当に立派なスタジオができるかな?と思いましたが、できたらやっぱり、すごく良いですね。(笑)
ドラムルームとして、雰囲気もバッチリですね!細かいところまで気遣い頂いて、仕上げも良く、やはり建築屋さんの仕事とは違うなというのが正直な感想です。
綿密な打ち合わせによる、施工区分の明確化と、手戻りのない工程を両者で組めた事が、結果としての予算抑制につながり、建物の完成に大きく寄与できました。本当に感謝しています。
やっぱり、普通のハウスメーカーだと、ここまでの音楽スタジオは無理がありますね。やはり畑が違うので、音、音質、音響というと、やはり普通の建築屋さんは、無頓着だと思います。
そういう意味では防音屋さんの力は絶大だなと感じているのが正直なところです。(笑)
何のご縁か、仕事を任せてもらった以上は、良い物を納めたいという思いの中、ウチと昭和音響のコラボで良い仕事ができたなと思います。
昭和:
ありがとうございます。
しかし、木造家屋に、ここまで広い室空間を確保できたのは設計リーダーの熱意と経験、設計能力ですね。
そういう事が、このスタジオを受け入るられる空間を確保できた事であり、スタジオの建築が無理なくできた事につながったと思います。こちらの方こそ、多様なご協力を頂きまして、ありがとうございます。
ハウスメーカー設計担当S氏:
本体工事で、ハウスメーカーのできる工事は協力させてもらいましたが、詳細の部分では、やはり音響設計が必要になり、できたスタジオをこうやって見てみると、やはりプロの仕事だな!!と思います。
昭和:
プロジェクトでの設計サイドとしての不安は、ございましたか?
ハウスメーカー設計担当S氏:
プロジェクトへの不安は予算だけでした(笑)
昭和さんの担当さんも、何を言っても投げ出す事なく、「どうにか作ってやろう」という姿勢が、私にも伝わってきました。
私もドラマーという事もあり、何とかこの家だけは作りたかった。音を楽しめる空間を作りたかった。
私も、個人的に言うと、やっぱり音楽って才能だけじゃダメで、それなりの環境と資金を与えてくれる協力者が必要なんですよ。「本当は自分もそうでありたかったな」(笑)
音響のしっかりした空間で叩けば、やっぱり、経験となり、骨と肉になるものだと思う!!
自宅にいながらそういう事がやれるっていう状況は、ドラマーの夢ですね。
そういう夢のお手伝いができたいうのは自分の中でも、本当に良い想いさせてもらったし、共有できたのが、本当に
良い経験をさせてもらったと思います。「やりがいのある仕事だったな」と思っています。
昭和:
本体工事の方で留意してもらった設計はどんな点でしたか?
ハウスメーカー設計担当S氏:
構造的な部分ですね。コレだけの重量を受けてもしっかりした建物という部分です。
細かい話ですが、木造で三軒とばしは嫌がる業者も多いと思います。でも、できない話ではない。
その代わり、梁を特殊なものとし、集成材ではダメなので、LVL材を使ってます。
曲げの強度が強かったり・・・と大スパンで飛ばせる工夫をしています。ちょっと一般的ではないと思いますが…
あとは、昭和さんと一緒に、吸音装置としての機能や、設備騒音対策を検討しました。
見えないところで工夫をしています。
昭和:
また、ブレーカーからの直接配線の引き込みで、電気の安定供給と、新築時だからできるノイズ処理方法としてのアース接地処理などの電気系統の設計ができました。
ハウスメーカー設計担当S氏:
手戻りのないように、一時側配線はBoxを設けて、二次配線を昭和さんに任せました。この辺りのバトンリレーもうまくできましたね。
昭和:
今後も何か音関係の相談があれば、昭和は想手に選んでいただける業者でしょうか?
ハウスメーカー設計担当S氏:
当然、当然、もちろんです!!(笑)
昭和:
まずこのドラムスタジオをご覧になって、ご感想はいかがですか?
k母様:
キレイにできまして・・・パースを見て想像していましたが、それ以上によくできているなと思っております。
全然わからないとこから始めて、皆さんの力を借りてスタジオができました。
私には想像もつかないところでスタジオができました。dB計でも、遮音性能を確認し、約束通りのものができたんだなとやっと実感してきております。
昭和:
弊社の対応はいかがでしたか?また、資料や提案などは以下かでしたでしょうか?
k母様:
はい、その都度打ち合わせしたり、中間で何回も、「気になる事はありませんか?」と言ってもらっていたので、何の不安もなく、順調で満足のいくものでした。
仕上がりも、すごく良いと思います。鏡の提案もしていただき、部屋もすごく広く感じますし、フォームチェックをやるのにも、本人も良かったと思います。
工事中も、楽しく過ごさせて頂き、工事が完了するのは嬉しいけどこれで皆さんと会えないのが、何だか寂しいです・・・(笑)
昭和:
そうなんです。いつも僕らも寂しい思いになってしまいます。(涙、笑)
でもこれからも、音響調整や音楽活動の告知、広告等、いろいろな面で、引き続きのお付き合いをお願いします。
昭和:
このスタジオをご計画されるにあたっての思いをお聞かせください。
k母様:
実はスタジオが欲しくて家を建てました。
主人も、スタジオを建てるために、ここを準備した訳ですが、引越しを急いで進める訳でもなく、やっぱり、主人も、スタジオを作ってあげたかったんだなって思いが伝わりました。
本当に一生懸命、スタジオの計画をやり、昨年一年、スタジオの事を必死に取り組みました。完成した家とスタジオを見て、私達の役目はこれで終わったかなと思い、ホッとしています。後は、お好きにやってくださいって感じです。見事なスタジオを手に入れて、今は本当に良かったなと感じています。
昭和:
ご家族の皆様の様々な思いが伝わった、大事なスタジオ計画に、ハウスメーカーの担当や、弊社の担当、みんなが共振した、たくさんの思いが詰まったスタジオになりました。たくさんの満足が詰まったスタジオになりました。
k母様:
で、あと金額的にも、非常に満足しています。書けるところがあれば、書いてください。(一同 笑)