施工後
施工前
プラン
~洗練されたデザイン住宅にスタジオを併設~ お施主様の音楽に対する熱い思いをお伺いした上で、お打ち合わせを重ねながら、スタジオ設計、機材選定を行いました。 周辺環境が静かな事もあり、遮音性能をしっかりと確保した上で室内の音響にも拘っています。 スタジオはレコーディング、リハーサル、ライブ、地域貢献としての空間、またブロードバンド環境もしっかりしていて、様々な用途で使用する事が出来ます。 ■ブース 勾配をつけた複雑な形の天井、吸音体と拡散体を織り交ぜた壁面により、非常に豊かな音場が生まれます。 内装はモノトーンですが、凹凸の付いたブース入口周りの壁面やコントロール・ルーム入口のオレンジ色防音扉など、随所にアクセントがついています。フローリングはその他のお部屋と合わせ、スタジオという異空間でありながら統一感を持たせています。 トップライトは開閉式になっており、閉塞感をなくすだけではなく、スタジオの表情を変化させる事が出来ます。 またブース内には来客時のフラッシュランプとブースの映像をコントロールルームに送るためのカメラを設置しています。 ■コントロールルーム 豊かな音場のブースに比べ、コントロールルームは正確な音をモニターする事が出来るようデッドに仕上げています。 ブースを出来るだけ広くした結果、コントロールルームの間取りはそれほど広くありませんが、天井高を高くする事でそのような印象を受けません。 エンジニアデスク、ソファ上の収納に関しても弊社でご提案し製作致しました。 フロントに備え付けた液晶テレビは映画やパソコンからの動画を鑑賞できる他、ブースに設置されたカメラと繋がっており、ブースの状況を確認するモニターディスプレイとしても活躍します。また液晶テレビの後ろには間接照明を仕込んでおり、ムード作りに一役買っています。 最新のAvid HDXシステムを導入し、MacにはProtoolsと元々お施主様が使用しているLogic Proがインストールされています。 アウトボードは、必要なチャンネル数のマイクプリアンプとVo用コンプレッサー「Universal Audio / 1176LN」。エフェクトは「Universal Audio / UAD-2」をはじめとするプラグインで処理をします。 既にお客様がお持ちの機材も併用して、音質を重視しながらも効率的なレコーディングシステムを構築しました。
施工時期 | 2014年1月下旬~2014年7月下旬(180日間) | |
用途 | レコーディングスタジオ | |
予算 | 1030万円程度 | |
新築・リフォーム | 新築木造住宅 | |
部屋の広さ | 施工前 | 【全体】51.96㎡(31.4帖) |
施工後 | 【ブース】23.73㎡(14.4帖)【コントロールルーム】13.3㎡(8.1帖) | |
防音性能 | 建物外へ | ブース部 D-75(開口部を除く) コントロールルーム部 D-65(開口部を除く) |
隣接室へ | D-55(開口部を除く) | |
上室へ | ||
下室へ | ||
壁 | 【共通】吸音パネル、クロス | |
床 | 【共通】合板フローリング | |
天井 | 【共通】ソーラトン | |
開口部 | 鋼製防音ドア、木製防音ドア、FIX窓 |