施工後
施工前
プラン
~戸建住宅地下の本格レコーディングスタジオ~ ご指定のデザイナーさんと共同で設計した事により、細部にわたり、こだわりのかっこいいスタジオが完成しました。 ■ブース 地中海系のノリを愛するお客様。 主な音源がドラムとの事で、カラっとした輪郭のはっきりした音を表現する為、室内音響はデッドな音場としました。 躯体形状の制限により消去法にて設計した梁型は、部屋の輪郭をハッキリさせ、モダンでシャープなデザインに貢献しています。意匠としての効果を発揮しているとともに、音響的な意味においても反射経路の複雑化に貢献しています。 またコントロール・ルームと繋がっているマイクポケットは、20chのマイク回線とキューボックスの回線を備えました。 20chのマイク回線のうち2chは、リアンプ用にコネクタが逆になっています。 ■コントロールルーム モダンな空間の中に、丸窓だったりスイッチパネルだったりと遊び心を加えて心地よい空間を造るのも、音作りや音環境の一つの要件となります。 また大判のガラスでも遮音性を確保し、且つ室内音響に邪魔にならない設計としました。 コントロール・ルームにはモニターコントローラーを使用し、ブースと快適にコミュニケーションをとる事が出来ます。 尚、ブースと同様のマイクポケットパネルを取り付け(コネクタのオスメス関係は逆)、非常にシンプルな音声回線のワイヤリングとしました。
施工時期 | 2013年3月中旬~同年5月下旬(70日程度) | |
用途 | レコーディングスタジオ | |
予算 | ||
新築・リフォーム | 木造戸建 リフォーム工事(半地下部) | |
部屋の広さ | 施工前 | 26.9㎡(16.3帖) |
施工後 | 【コントロールルーム】9.3㎡(5.6帖) 【ブース】12.5㎡(7.5帖) | |
防音性能 | 建物外へ | D-70(開口部を除く) |
隣接室へ | D-55(開口部を除く) | |
上室へ | D-55 | |
下室へ | ||
壁 | 木毛セメント板、塗装 | |
床 | 挽板フローリング | |
天井 | 木毛セメント板、塗装 | |
開口部 | 鋼製防音ドア、FIX窓 |