東京都新宿区のテナントビル。オフィスとして使われていた空間を、K-POPダンススタジオ「GAZA」様のスタジオ2室と受付へつくり替えました。当社へのご依頼は今回で3回目。今回は物件探しもお手伝いしました。解体から防振床、照明、受付カウンターまで、インタビューとあわせてご紹介します。
| 地域 | 東京都新宿区 |
|---|---|
| 建物・構造 | テナントビル(S造)/オフィス向けテナントからの内装工事 |
| 用途 | ダンススタジオ(音楽を流すレッスン・声出し・ジャンプや足音)、受付・ラウンジ、更衣室、トイレ |
| 広さ | スタジオ1 約51.2帖/スタジオ2 約20.7帖(計画図より) 天井高 2,740mm(梁下 2,300mm) |
| 遮音性能 | 各スタジオから階下へ D-65/スタジオと中央の受付の間の壁 D-40程度 |
| 主な施工内容 | 防振床施工、鋼製防音ドア(D-35・窓付き)、内窓(インナーサッシ)2か所、、内窓(FIX)2か所、造作天井の解体と躯体スラブの塗装仕上げ |
| ご依頼 | 当社へのご依頼は今回で3回目(物件探しもお手伝い) |
| 工期 | 2026年6月19日〜2026年7月29日 |
| 工事費 | お問い合わせにてご確認ください |
新宿区のテナントビルで、静かな上下階に配慮したダンススタジオを
GAZA様は、K-POPダンス・アイドルのスクールを運営されています。最初のスタジオのときに当社を選んでいただき、その後も続けてご依頼をいただいて、今回で3回目です。今回はなかなか物件が決まらないところから、物件探しも一緒にお手伝いしました。
新しい物件は、もともとオフィス向けだったテナントです。カーペット敷きの床に事務所用の照明という、一般的なオフィス空間でした。以前の場所は周りがにぎやかな店舗でしたが、今回は上下階が静かな事務所。大きな音を出し、跳んだりもするダンススタジオとして、音は大丈夫かという不安をお持ちでした。今後はレッスンに加え、空いている時間は生徒さん向けのレンタルスタジオとしての貸し出しも予定されています。
各スタジオから階下へD-65。「できない」ではなく「これだったらできますよ」
遮音性能は「D-65」のように表します。D値は、壁や床が音をどれだけ遮るかを示す等級で、数字が大きいほど遮る力が強くなります。
今回は、ダンスの足音や振動が伝わる階下に向けては防振床を施工し、各スタジオから階下へのスピーカーの音や発声音対策としてD-65 で設計しました。また、各スタジオと中央の受付を隔てる壁は D-40程度 としています。出入口には鋼製防音ドア(D-35・窓付き)を、窓には内窓(FIXガラス)を2か所設けました。工事の前には、お客様と一緒に工事前の確認として該当室で走ったり音を響かせたりして、階上階下への音の伝わり方を実験し確かめています。
打ち合わせでは、本当にどうやってもできない事以外は「できない」とお断りするのではなく、「これだったらできますよ」という案をできるだけ多くお出ししました。ひとつ例をあげると、壁面に埋め込んだスタジオのロゴ照明ですが、お客様が壁の表面に箱文字タイプの看板照明を置くしかないと考えていたところも、担当の津江が「中に入れますか?埋められますよ」とご提案し、壁への埋め込みで実現しています。現場には完成イメージを張り出し、窓の高さなどの確認写真もすぐにお送りしながらお客様と一緒にイメージを固めていきました。
防振床と、照明・ロゴを壁と一体にする仕上げ
床は、グラスウールと防振材を敷いた上に合板、さらにボードを重ねる防振床としました。足音や振動が建物の床へ直接伝わりにくくするための施工です。
スタジオの天井から壁へ続くLEDのライン照明は、きれいに配置し制御するのが難しかった部分です。スタジオロゴの形をした内照式の看板照明も、壁の中に埋め込み、壁の仕上げと一体に見えるように納めました。床材や壁紙の色は、当社スタッフの田澤もお客様と一緒に選んでいます。
天井は、オフィスの造作天井を解体し、躯体のスラブを表し(むき出し)にして塗装で仕上げました。天井高を確保したことで空間にボリュームが出て、ジャンプや腕振りなどの動きがしやすくなりました。音の広がりにも、よい効果が出ています。
スタジオ正面の鏡の裏側には、一部空間を残して鏡の隠し扉で開閉する物置を設けました。見た目を損なわずに、機材や道具を収納できます。
受付は、タイルだけで組み上げたカウンターです。当社としても全面タイルは初めての試みでした。ロールスクリーンへのロゴ印字も初めての試みで、お客様からのご要望、イメージをそのまま形にしました。入口の床はサインが踏まれて擦れてダメージを受けるのは目に見えていましたのでnwシートに特殊な加工でお客様のご支給デザイン形にしました。普通はなかなか改修工事の許可がでない共用部のトイレも給湯室も解体し、あらたに更衣室やトイレとして、当社で作り変えました。工期が短かったため、効率のよい施工スケジュールを検討し、工期短縮にも努めました。











店舗入口から受付、スタジオへ(受付・入口・更衣室・トイレも当社施工)








GAZA様インタビュー 最初のスタジオから、今回で3回目のご依頼
(聞き手:昭和音響 清水)
Q今回、防音工事をご依頼いただいたきっかけは?
「ダンススタジオなので、上の階や下の階にご迷惑をおかけしないよう、しっかり防音工事をしていただこうと思いました。」
「はい、すぐに連絡しました。なかなか物件が決まらなくて、物件探しから一緒にお手伝いいただきました。」
Q最初のスタジオのとき、昭和音響を知ったきっかけと決め手は?
「一番最初はネットで「ダンススタジオ 施工」などで検索して、施工例の写真を見て決めました。」
「問い合わせくらいはしたかもしれないですが、直接会って打ち合わせをしたのは昭和音響さんだけです。一発で決めました。」
最初のスタジオのときに一発で決めていただき、その後も続けてご依頼をいただいて、今回で3回目になります。
Q続けてご依頼いただいている決め手は?
「「できない」と断るのではなく、「これだったらできますよ」という提案(できる案)をたくさん出してくれるところです。進めていくのがとても楽しかったです。」
「現場に入ってからの本田さんも「できますよ!」と明るく対応してくれて、すごく安心感がありました。今回の現場では津江さんがその「できますよ男」でしたね(笑)。」
Q工事の前に、不安はありましたか?
「以前の場所は周りが賑やかな店舗だったのですが、今回は上下階が静かな事務所…なので、音が大丈夫かなという不安はありました。でも、事前に一緒にテストの為に現地で走ったり音を響かせてテストして確認してくださったので安心できました。」
Q完成したスタジオを使ってみて、音の面はいかがですか?
「すごく大きい音を出したり、跳んだりして試しているのですが、まったく問題ないです。近隣からの苦情もありません。」
「はい、何も無いです。昼間も夜もレッスンを行っていますが、全然問題ありません。」
※お客様のご感想です。音の聞こえ方は、建物の構造や使い方によって異なります。
Qこだわったところを教えてください。
「受付ですね!タイルのデザインに初挑戦しました。」
「壁の埋込照明も最初はできないと思って壁の上から何か置こうとしていたのですが、津江さんが「中に入れますか?埋められますよ」と言ってくださって。」
「あと、生徒の女の子たちにはスタジオが可愛いと人気です。日の光も入りますし、ロールカーテンのロゴ印字もすごくかっこよくて、オーディションなどの撮影にもぴったりです。」
「入り口の床のデザインもこだわりましたね。」
Q工事の進め方や資料はいかがでしたか?
「直前まで養生シートがかかっていて「本当に間に合うのかな?」と思っていましたが(笑)、約1ヶ月という短い期間できっちり仕上げていただきました。」
「とても分かりやすかったです。現場に完成イメージを張り出してくれたり、窓の高さなどの確認写真をすぐに送ってくれたりしたので、出来上がりをイメージしやすかったです。」
「塗装色も床も壁も絶妙な色合いを一緒に選んでいただいて、本当にありがとうございました。」
Qこれから防音工事を考えている方へ、メッセージをお願いします。
「素人には分からないことが多いので、昭和音響さんと良い関係を作って、プロのアドバイスや提案を信じてお任せするのが一番です!間違いないです!」
※お客様のご感想です。
GAZA様、3回目のご依頼、そして物件探しもご一緒させていただき、ありがとうございました。
GAZA様 公式Instagram:@gazakpopdance
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